2008年01月28日

ダバダ火振

 嬉野台の同じゼミの方からお酒の問い合わせがあり、
西脇の下戸田北の交差点にあるパルドンが品数が多い旨
お伝えしたのですが、パルドンのサイトを見ると西脇が
本店で、西神戸店というのがあるそうで、行ってきました。

 舞子の大門の交差点から第二神明の大蔵インターに
至る道が近いのですが、結構渋滞する道なので、小束山
から第二神明北線沿いの国道2号線の神戸西バイパス経由で…

 長坂から伊川沿いに下って金虎ラーメンの横を通って
つちのこラーメンの交差点を右折して伊川谷ジャンクション
の近くをウロウロして見つけました。 

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 西脇の店と違って、郊外の激安酒店という感じです。でも
中に入ると品数豊富で、ワインは店内の低温で暗い一角に
あり、日本酒も吟醸酒等は冷蔵棚に。でも日本酒は少なく
そのかわり焼酎の品揃えは見事でした。芋焼酎と麦焼酎は
処狭しと並んでおり、私の大好きな黒糖焼酎もかなりの
種類並べていました。

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 ダバダ火振…買ってしまいました。昨年、生田神社の隣
にある「魚魚」で虜になった栗焼酎、地元の深山美栗を2度
買って堪能しましたが、今度は高知の栗焼酎・ダバダ火振です。

 ダバダ火振りとは四万十川の伝統的鮎漁法「火振り漁」と
山里の交流の場であった「駄馬(だば)」に因んでつけた
名前だそうです。幡多郡大正町で町おこしをきっかけとして
生まれた栗焼酎で、低温蒸留により、クセのないまろやかな
味わいで、後からジワリと口中に広がる栗のほのかな甘さが
特徴だそうです。

 来週末の愉しみに…
posted by student at 05:00| 日記

2008年01月27日

ショパン

 昨年末から修論の執筆で大晦日の夜も元日の朝も机に
向かって、1月10日の提出後も修正、訂正の差し替えが
あってバタバタしていました。ようやく先週の月曜に
差し替え原稿も出して、後は口述試験を待つのみ。
金曜には教育関係学の輪講もピリオドとなって、この
週末は 久し振りにゆったり過ごすことが出来ています。
予定も入れず昨日の土曜は、自宅でゆっくり!でも
朝5時には ワクワクして目が覚めてしまいました。

 寒い時期には、自宅でゆったりと音楽を聴くのが
好きなのですが、この冬はそれが叶わぬ日々が続いて
いました。昨日は昼食後にゆったり入浴して、お風呂上りの
午後は、この冬はじめてゆっくりと音楽を 愉しみました。

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 奥の方の真空管は三極管で、シンプルな構造の真空管
ですが、豊かな音を奏でてくれます。

 久し振りにショパンの調べを…

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 ホロヴィッツの軍隊ポロネーズの入ったCDです。
ホロヴィッツはスカルラッティのCDを時々BGM風に
聞くことはありますが、ショパンの演奏は久し振りに
聴きます。このCDのタイトルは「別れの曲」(ホ長調の
エチュード)で、このCDの最後が軍隊ポロネーズです。
以前の職場の先輩からいただいたCDです。

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 ポリーニです。以前の職場でご一緒していた人が
数万円のチケットを買って演奏会に行かれたことが
ポリーニのCDを聞く度に思い出されます。私には
そこまで演奏に魅せられることはないですが、学生時代
には、何度もこのCDを聴いていました。何度聴いても
飽きることないポリーニのショパン…久し振りに聴いて
いろいろな記憶が蘇りました。

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 アルゲリッチ、CDの解説を見ると40年前です。
写真も凄く若いです。このCDはスタジオ録音ですが、
演奏会のライブ盤で聴くアルゲリッチの演奏はテンポが
速く情熱的で、特にコンドラシンとのチャイコフスキーの
ピアノ協奏曲のライブ盤は、アルゲリッチの演奏の
中でも最も好きなCDですが、このCDはゆったりと
ショパンを聴かせてくれます。

 ガラスの外は寒い世界、ストーブを焚いて加湿器を
つけて、ゆったりとショパンを聴くひととき…。
久し振りに「余裕」のある土曜日でした。

 今日は8時過ぎまで布団の中でした。
posted by student at 09:07| 日記

2008年01月26日

瀧鯉 実楽 〜須磨〜

昨日に続いて、今日もJR神戸線須磨駅で途中下車して
しまいました。

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そのまま吸い込まれるように駅前の丹元商店へ
日本酒や焼酎の瓶やボトルの前での至福のひとときです。

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瀧鯉、灘・御影の酒蔵、木村酒造のお酒です。
NHKドラマ「甘辛しゃん」 の舞台になった酒蔵です。
杜氏や蔵人の手仕事で酒造りが行われているそうです。

http://www.takinokoi.co.jp/

 そして吉川(現三木市)の“よかたん”という
日帰り温泉に隣接して出来た“山田錦の館”で
手にとって買わないままで気になっていたお酒
実楽も今回は一緒に買いました。

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「実楽」とは吉川にある最高の酒米「山田錦」の
産地名で、ここは特A地区に指定されているそうです。
この特A地区産「山田錦」を100%使用し、六甲の
伏流水(灘の宮水)と灘酒伝統の生もと造り(お米の
旨みを最大限に引き出す酒造りの方法)によって
醸し出されたのが特別純米酒「山田錦の里 実楽」
です。

 今の時期、ちょっと脂っぽい鍋物と合うお酒、
あっさりした肴で愉しむお酒…いろいろな味わいの
お酒を求めてしまいます。冷蔵庫の一番下には
何本か日本酒の四合瓶が並んでしまいました。
posted by student at 08:19| 日記

2008年01月24日

アフターファイブ

 今週の前半までは、毎日アフターファイブが詰まって
超多忙な毎日でしたが、今週の月曜には修論の差し替え
原稿を出し終えて、火曜の授業&ゼミも終わって、昨日の
水曜はアフターファイブに予定がない日、ほんとうに
久し振りにアフターファイブがゆっくりできました。

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 自宅近くの垂水温泉・“太平のゆ”でゆっくりしました。



 今日はサテライトで研究指導を受け、帰宅途中に須磨駅で
途中下車。駅前の丹元商店へ向かいました。

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 職場の先輩から聞いた奥播磨「八割磨き」がお目当てです。
精米歩合60%以上の米から造られた酒を吟醸酒、50%以上
のものを大吟醸酒と呼ぶそうですが、精米歩合が80%(八割)
のお酒です。吟醸酒のアンチテーゼのようなお酒です。

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 小樽の北一硝子で買ったグラスで愉しみました。
琥珀色のような感じです。私のご贔屓の「菊水・ふなくち」
も、こんな色をしています。

 最近、酒屋さんで、並んだお酒のビンやボトルを眺める
ひとときが至福です。時を忘れて見とれてしまいます。
もちろん、味と香りを愉しむのが一番ですが、でも、店頭で
アレコレと品定めするひとときも愉しいひとときです。
posted by student at 22:14| 日記

2008年01月22日

大寒

 昨日は大寒、朝から寒い一日でした。

 神戸の市街地の北に連なる六甲山系、
職場近くから見上げると、山の高い処は、
白く雪化粧していました。昨晩の六甲は
雪だったようです。

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 仕事帰りの電車の窓から見上げた六甲山は
まだ白かったです。

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 昨日は、修論の差し替え原稿の提出。口述試験用に
計7部です。重たいのでサテライトへの電車の中で
床に置きました。途中で、ちょっと寄りたい処があった
のですが、あまりにも重たいのでまっすぐサテライトへ。
posted by student at 06:06| 日記

2008年01月21日

パソコン

 デスクトップタイプのパソコンが、起動すると
異音がするようになって、ちょっと気になっています。
購入して3年、使用頻度が高いので、ハードディスクの
寿命なのかもしれません。

 これを機に新しいパソコンに買い換えることも
考えたのですが、十分使えていますし、特に不満も
ありませんし、ハードディスクの交換だけで済ます
つもりです。

 これまで2〜3年ぐらいの間隔でパソコンを買い
換えてきたような気がします。左肩上がりの性能向上と
共にパソコンで処理する内容が大きく変化したように
思います。字や図だけだったのが、画像を見るように
なり、パソコン通信からインターネットのサイトを
閲覧するようになって、動画や音声も。そして
スキャナーを買って写真をパソコンに取り込むように
なって、ビデオの編集やデジカメ…。

 でも、DVDレコーダを買ってビデオの編集をしなく
なって、これ以上高性能なパソコンの必要性を感じなく
なりました。

 パソコンショップで、アレコレとハードディスクを
見ていると、メモリーが暴落しており、1GBで約3000円。
デスクトップのパソコンは3年前に数万円プラスして
すでにメインメモリーは2GBです。ノートパソコンが
512MBだったので、こちらの増設をしました。

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 ちょっと割高なサムソン製を買いました。中国製の
ノートパソコンと韓国製のメモリーです。メモリーの
装換がひじょうに簡単でした。512MBを取り去って
1GBを2枚、2GBです。小型で安価なノートパソコン
ですが、ふた昔前の大型コンピュータよりも凄いかも
しれません。

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 これはCPUと冷却システムです。熱伝導の良い銅で、
ファンの処まで熱を導いているようです。

 メモリーを増設しましたが、ワープロと表計算と
ブラウザーでは、恩恵が感じられません。

 …。“勢い”でメモリーを買ってしまいましたが、
肝心のデスクトップパソコンのハードディスク交換は
来週以降です。本末転倒でした。
posted by student at 01:00| 日記

2008年01月20日

柔らかな冬の陽光

 この時期、平日は夜明け前に家を出て、帰宅も真っ暗に
なってからです。朝のひととき、陽の光が自宅に差し込む
のを見るのは休日ぐらいです。

 玄関先の小さなスペースの紫陽花に堅い蕾が膨らんで
いました。

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 昨日の朝、この時期は隙間からわずかな時間だけ
ここに陽が差し込むのですが、冬の柔らかな陽の光を
受けて、春を待ち続けています。

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 部屋の奥まで差し込んだ冬の陽が加湿器からの
スチームを輝かせていました。見ているだけで暖かい
感じがします。

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 阪急デパートの神戸店の地下では、手軽な価格帯の
ワインが比較的たくさん並んでいます。フルボディー
の赤ワインも安いものが幾つかあったので、一本
購入しました。フルボディーの赤ワインを買うのは
かなり久し振りです。
 カリフォルニアワインでアイアン・ストーンという
ぶどう畑は 『畑は、太平洋からの海の影響を受ける
肥沃な土地の 「ローダイ」、そして山からの冷涼な
空気を受け、 様々な地質が重なり合って出来た土壌の
「シェラ・フット ヒルズ」にあります。』との紹介で、
このワイン “ジンファンデル 2006”は『濃い色調で、
オーク樽による ヴァニラ香にラズベリーやブラック
ペッパーのスパイシーな 複雑味をもつ』だそうです。

 明日が修論の原稿の差し替えを提出して一段落します。
あとは修論の口述試験、そこで指摘された問題点を
書き換えて2月中旬には最終稿の提出…あと一ヶ月。
その間、授業のリポートもありますし、もちろん勤務校
の仕事も3年生に学年末試験、成績関係そして推薦入試
関係と盛り沢山の一ヶ月でもあります。

 このワイン、とりあえず来週か、その次の週末にでも
愉しもうかと思っています。

posted by student at 07:20| 日記

2008年01月19日

酒 …冬の夜

缶詰のにごり酒を見つけました。

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 「五郎八」、越後・新発田の菊水酒造のお酒です。
この菊水酒造は生の原酒をそのまま缶詰にした
「ふなくち」が私の学生時代からのお気に入り
だったのですが、「五郎八」も缶詰になって、夏でも
にごり酒を愉しめるようになりました。

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 岡山の宮下酒造のにごり原酒「極聖」(きわみひとり)
見た目で選んでしまいました。原酒、吟醸酒、にごり酒
には、ビジュアルで惹かれてしまうモノが多いです。

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この「極聖」の酒粕を入れて、超濃厚などぶろく風に
しました。グラスに注ぐと表面が盛り上がりました。
味云々の前に、あまりにも濃厚でした。焼肉等、脂っこい
食事にはあうかもしれません。

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 にごり酒が続いたので、すっきり系のお酒を選びました。
私が以前住んでいた越後長岡のお酒です。地図で確認
すると信濃川の右岸、市街地の川上で悠久山の近く
です。お福酒造の「槽垂雫」(ふねしずく)冷温貯蔵で
無濾過原酒と銘打っています。

 このお福酒造とは、信濃川を挟んで反対側の来迎寺
(旧越路町)には朝日山という酒蔵があって、学生時代の
下宿のご主人が、ここで冬場は杜氏をされておられました。
来迎寺の駅前には1年間家庭教師で通っていました。
今の時期、家庭教師に向かう夜の時間は、一面に田んぼが
広がる道路が真っ白で、ヘッドランプで浮かび上がる轍(わだち)
だけが頼りでした。吹雪くとワイパーとエンジンの音も
かき消されたように静かな世界でした。


 静かな冬の夜、お酒のグラスを傾けていると、いろいろな
ことが思い出されます。
posted by student at 19:30| 日記

2008年01月17日

黙祷

 今朝は勤務校の朝のの打ち合わせの最初が黙祷で
始まりました。短い時間に、いろいろな思いが巡り
ました。今でも忘れ られないのは、震災後1ヶ月の
時の黙祷でした。長い 1ヶ月でした・・・

勤務校のお隣さんの事業所は今日が避難訓練との
ことで、朝10時 ぐらいにサイレンが鳴るかもしれ
ないとのことでした。勤務校は始業式の日に、一足
お先に…。 地元紙・神戸新聞の夕刊は、全面特集記事
のようでした。

*

 日経新聞、見開きで東証1部、2部の株価の動きが…


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 ほとんどが黒です。円高、原油の高騰の記事も…
モーニング娘の「日本の未来はウォ〜ウォ〜」という
唄が頭の中で響きました。
posted by student at 21:16| 日記

2008年01月15日

学校が学校と呼ばれた時…

 映画の山田洋次監督、 最近では「たそがれ清兵衛」、
「武士の一分」そして今月末には「母べえ」が公開予定です。
「男はつらいよ」の寅さんシリーズが有名ですが、私は初期の
「家族」や「故郷」が好きです。

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 そして「学校」というシリーズがあります。学校は夜間中学、
学校Uは養護学校、学校Vは職業訓練校、そして学校W
(十五才)は不登校を扱っています。

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 この「学校」を見ていて、ふと、いつから学校と呼ばれるよう
になったのか調べてみました。

 明治5年の『学制』と呼ばれる太政官布で学区制として
大学、中学、小学が制定されて、日本を8大学区に分け、
それぞれの大学区を30余りの中学区に分け、それぞれの
中学区を 200ぐらいの小学区に分けて、各地に
初等教育である尋常小学 の教育を行なう場である
尋常小学校ができたようです。

 学制以前は・・・神戸近辺では明治2年に大阪に舎密局
(せいみきょく)が誕生しています。後に第三高等中学校
となり、京都に移って旧制の第三高等学校、そして京都帝国
大学になりましたが、発足当初は“学校”ではなくて“局”
でした。ちなみに舎密(せいみ)とは化学のことです。

 東京には明治4年に工学寮が誕生しています。後に工部
大学校となり、帝国大学工科大学になりましたが、発足当初は
“学校”ではなくて“寮”でした。

 江戸期には、庶民は寺子屋、武士は各藩の藩校、そして幕府の
昌平坂学問所、更に郷学や私塾があったようです。ちなみに
“藩”という言葉は明治期以降の用語で、江戸期には使われる
ことがなかったようです。

 もちろんも江戸期には藩校という表現はなく、名称も花畠教場
以下「〜館」、「〜堂」、「〜舎」がほとんどで、それ以外には
「学問所」、「稽古所」という名前が見受けられます。江戸期に
学校を称したのは足利学校と閑谷学校ぐらいでしょうか?藩校が
最も盛んだったのは江戸末期から明治の2〜3年ぐらいまでの
期間です。藩そのものの興亡を人材育成・教育に掛けたのでは
ないかと思います。

 江戸期の私塾も「〜塾」、「〜院」、「〜堂」、「〜軒」
という名称で、学校という名前は使われなかったようです。

 「学校」という名称は、どうも明治5年の学制で制定された
大学、中学、小学のそれぞれの教育を行なう場所という意味で
「校」の字をつけたようです。「館」や「堂」、「院」や「塾」
ではなくて何故「校」なのか…、わかりませんでした。ただ
あくまでも制度としての大学、中学、小学に対して、それぞれの
教育を行なう場として「校」の字を付けたということで、
「学校」という言葉を造語したわけではないようです。
「館」や「堂」では、それまでの藩校や私塾のニュアンスが
まとわり付いているので、ほとんど使われていなかった
「校」となったのかもしれません。

 最初に「学校」を公式名称として使ったのは、同じ学制で
明治5年に設立された東京の師範学校のようです。ですから
近代教育としての学校の第1号は東京の師範学校、現在の
筑波大学ということになります。現在は大学で、schoolでは
ありません。

 schoolの語源はギリシャ語のスコラで、知を愉しむという
ようなニュアンスが強い言葉です。しかし日本に導入された
時には、“知を愉しむ”というニュアンスは小さくなって
近代教育の場としてのschoolでした。一斉授業形式で効率的な
教育を行う場としてのschoolであり、それを日本が導入した
かったわけです。



 中国でも現在は学校と言いますが、これもルーツを調べて
みました。

 中国では清朝まで科挙の制度があり、それを支えたのが
私塾での私教育だったようです。清朝は〜学堂という名前の
学校を幾つかつくったようですが、一般には「〜塾」と
呼ばれる私塾に委ねられていたようで、識字率はかなり
低かったようです。

 そして諸外国の侵略に遭って、清朝は教育の大切さを感じて
教育改革を行い、各村に初等小学堂を開設したようです。
これは日本の制度を倣ったようです。

 中華民国になって小学堂が小学校と改称されたようですが、
これは日本の影響なのか、それとも独自のことなのかは、
ちょっとわかりませんでした。  
posted by student at 05:00| 日記