2006年07月05日

「理解する」とは?

 加東市の田んぼ、田植えから半月ほど経って、だいぶ育ってきました。

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 梅雨空が続いていますが、雲の切れ間から差し込む日差しは、強烈な
光を地上に降り注いでくれます。共通講義棟の西側の、自然豊かな場所
では、真夏の杜を思わせる光景を見せてくれます。キャンパス内の
私の好きな場所です。

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《一昨日の授業より》

 「理解する」ということについて…、授業では「成り込み」という
言葉をもとに、いろいろ考えさせる授業が展開されました。
「成り込み」とは、相手の立場に立ってモノを見て、成り代わって
言葉に表現したりすることだそうです。

 ”対話”や”相手の動作や表情”を通して、向かい合う他者(相手)
からの情報を得て、相手の気持ち・心を推し量ることが出来る状況に
おいて、自分の気持ち・心が相手の気持ち・心に重なって同調反応を
示して、相手に成り込んでしまい、相手の側に立って感情表現したり
すること。小さい子供と向かい合う母親に顕著に見られる状態だそう
です。

 教師というのは、ある意味で、生徒に成り込むことが求められる
ようにも感じました。授業内容を理解しているか?意欲を持って授業に
臨んでいるか?授業内容に興味・関心があるか?等々、生徒からの
いろいろな情報(言語的情報、非言語的情報)を基にして,推し量って
成り込む事が出来れば、生徒の理解に合わせた、より良い教育方法を
模索する大きな手掛かりになるわけですから…。

 

 
posted by student at 20:49| 日記