2007年12月27日

神戸弁

神戸のメインストリート、フラワーロードです。

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 フラワーロードは県道30号で新神戸停車場線です。
加納町1丁目から国道2号線の神戸税関前交差点まで、
途中に三宮駅や市役所、東遊園地があって、この道
沿いにはそごう、丸井、三宮センター街もあって
JRの高架以南は幅50メートルのメインストリート。

 ここ神戸の言葉が神戸弁です。

「〜しとう」とか「〜しとぉ」というような語尾が
特徴です。大阪弁で「〜してんねん」というのが
神戸では「〜しとんねん」です。見とう、聞いとう、
話しとう・・・、こんな風に使います。

 独特な言い回しが「めげる」。これは壊れると言う
意味です。「めんだ」(壊れた)とか、「めぐ」
(壊す)というような語尾変化をします。

 荒ゴミ(あらごみ)… これは粗大ゴミのことを
指し示す言葉です。大阪では通じません。関西弁では
なくて神戸弁です。

 日番(にちばん)… 日直のことを神戸では日番と
いいます。これも大阪では通じません。日直の引継ぎ
ノートを神戸では日番日誌(にちばんにっし)と言います。

 「だぼ」… 下世話な言葉ですが、大阪弁で
「どアホ」のようなニュアンスの言葉です。東京だと
「馬鹿だね〜」というような感じでしょうか?

 神戸弁ではないですが、「なおす」という言葉が
関西圏では「片付ける」を指し示す語彙になって
います。関東だと縮めて「片す」(かたす)と言い
ますが、「片す」は神戸では通じないかもしれません。

 東京では、天かすを乗せた蕎麦やうどんを「たぬき蕎麦」、
「たぬきうどん」と言い、油揚げを乗せた蕎麦やうどんを
「きつね蕎麦」、「きつねうどん」と言うのに対して、
神戸や 大阪では油揚げを乗せた蕎麦を「たぬき蕎麦」、
油揚げを 乗せたうどんを「きつねうどん」と言います。
ですから 「きつねそば」、「たぬきうどん」とは言わない
のですが、 店によっては東京流の場合があり、何が出て
くるやら…。

天かすを乗せた蕎麦やうどんを「天かす蕎麦」、
「天かすうどん」、或いは「ハイカラ蕎麦」、
「ハイカラうどん」と 言ったり、店によっては天かすは
一味や七味のような 調味料と同等に店に置いてあって、
「素うどん」や 「かけ蕎麦」を頼んで、自分で勝手に
乗っけることもあります。

 京都では油揚げを刻んだのを乗せるのが「たぬき蕎麦」、
「たぬきうどん」というそうですが、神戸では油揚げを
刻んだのを乗せたうどんは「きざみうどん」です。
 大阪では「しのだうどん」というようですが、刻んで
いない油揚げを乗せた「きつねうどん」のことを指す
とも聞いたことがあります。どっちなのでしょうか…

 処変われば、言葉も風習も変わるようです。電車の
ホームの「こんど」「つぎ」「そのつぎ」は関西圏では
見掛けることはありません。「先発」「次発」「次々発」
と表示されます。

 …なんだか神戸弁の話が、東西の言葉の違いの話に
なってしまいました。
posted by student at 06:00| 日記