2006年09月07日

豊饒・豊かさ…

 大学に向かう途中で、ラジオ体操に向かう子供達と
すれ違ったり、車のラジオから巡回ラジオ体操の番組が
流れてきたのが1週間前までの朝の光景。9月になって、
自転車で通学する中学生や高校生を見掛けるようになり
ました。今週の月曜までは残暑厳しかったですが、火曜
から急に秋めいてきたように思います。就寝時にエアコン
の必要がなくなりました。

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 大国から嬉野台に入った時に目にする光景です。
まだまだ青いです。

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 下久米の集落の辺りの田んぼでは、穂が、実りの重さで
垂れている稲を見掛けるようになりました。
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 田植えが早かった神戸・伊川沿いの田んぼです。実りの重さと
雨の重さとで、かなり穂が垂れています。

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 案山子、こういうタイプの案山子をよく見掛けるように
なりました。

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 案山子の3人姉妹です。

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 神戸・伊川沿いの田んぼは稲刈りが始まっています。
一昨日の夕方、帰路で稲刈りをしているのを車窓から横目で
見ました。

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 昨日と今日が大雨だったので、稲刈りが中断したまま
なのかもしれません。

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 ポンプの設備のお陰で、稲作は随分楽になったことと
思います。田園風景の中で写真を撮っていると、どこから
ともなく、モータの回転音が聞こえてくることがありますが、
春から夏にかけて、稲作の縁の下の力持ちとして活躍していた
ことと思います。



 入学してからちょうど5ヶ月が過ぎました。雑草が生い
茂っていた田んぼが耕されて、それから水が張られて、
田植え。梅雨を挟んで苗がスクスク育って、セミが鳴き始める
頃には穂に実りがつき始め、夕方に虫の音が聞こえ始める頃には、
実りの重さで穂がおじきするようになって…。通学の車窓から、
そんな光景を眺めた5ヶ月でもありました。

 今、黄金色に彩り始めた田んぼを眺めていると、
「豊かさ」を感じます。それは安心感につながるような思い
でもあります。

 教育の世界では「豊かな心」という言い回しを良く目に
したり、耳にすることが多くなりました。豊かな心、
豊かな人間性…

 豊かって、いったい何なんでしょうか?ありあまるモノで
溢れることを目指した教育ではないでしょうし、わかったようで、
考えるとよくわからなくなることがあります。

 秋の田んぼを見て安心したり、丘々が夕日で真っ赤に
照らされる光景を見て美しいと感じたり、夜空の星を見上げて
永遠を感じたり…

 神戸から加東までの田園風景を車窓から眺めながら、
”豊饒”を感じる季節になりました。
posted by student at 20:37| 日記