2008年02月03日

師匠の芸を受け継ぐ

 国道2号線は、神戸市内では昔の海岸線沿いの
旧山陽道(江戸期の西国街道)跡に、ほぼ東西に
横断しているのですが、西区の山中に国道2号線の
バイパスがあります。

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 国道2号線神戸西バイパス、垂水区の小束山交差点から
西区の伊川谷町別府まで一般道のバイパスがあります。
この一般道のバイパスは始点も終点も2号線に接続されて
いないので、ちょっとバイパスと言ってもピンとこないの
ですが、あまり混雑することがないので、時々利用して
います。昨日もこのバイパスを使って伊川谷まで。

 地下鉄の伊川谷の駅前に久し振りに出掛けたのですが、
伊川沿いのあまり集落のない処に駅があっただけだった
のが、この2〜3年で随分賑やかになっていました。



 朝の連続ドラマ「ちりとてちん」の先週の最後の部分で
師匠から若狭が「創作落語をやってみい」と言われる
シーンで終わりました。若狭は師匠の落語を受け継ぎたい
と創作落語の話を拒否するのですが、それでも師匠は
「創作落語をやってみい」と。

 芸を受け継ぐ(継承する)というのは、いったい
どういうことなのかなあ〜と考えさせられました。
昔なら録音も録画も出来ないので、師匠の芸を一字一句
一挙動をコピーするような「形」の継承も大切だった
と思いますが、それは「表面に顕れた形」の継承で
あって、芸風や“芸そのもの”の継承とは言えない
こともあるかもしれません。

 芸に対する心意気や志を受け継げば、たとえ芸の
形が変わっても、真髄は受け継がれているとも言えるの
ではないかとも思います。

 芸には、個性を殺さないと受け継げない場合も
あるかもしれませんが、逆に個性を活かして芸に
磨きをかけることが大切な場合もあるように思います。

 来週が楽しみです!
posted by student at 06:47| 日記