でも大きな釣具屋があったり、釣りの渡し舟の
看板があるような場所です。
停泊中の小さな船の狭間の海面に輝く朝日の
中に水鳥たちが佇んでいました。ちょっと
長閑な風景でした。
神戸の市街地から、ひたすら西に国道2号線
を走って須磨を越えると、海岸近くまで鉢伏山が
迫ってきます。五畿内の摂津の国と播磨の国との
国境地帯です。今ではこの国境が神戸市内と
なりますが、須磨区と垂水区の区境となります。
国道の南にはJR神戸線の複々線、国道の北には
山陽電車が並行して、幅数十メートルに陸路の
大動脈がひしめきあっている区間です。大阪湾と
瀬戸内海を結ぶ狭い明石海峡も海路の大動脈です。
この「垂水区」の看板の辺りが、国境です。
海の向こうに見えるのが淡路の島影です。
そして表に広がる海も、この辺りで大阪湾から
明石海峡に移り変わります。
2,3日前、この目の前の海で海難事故が
ありました。附近の砂浜には黒い油の塊が
漂着しているという話も聞きます。
そして数日前から、この海の春を告げる魚
いかなご漁が解禁されました。
住宅地では、いかなごの釘煮の醤油と生姜の
入り混じった料理の香りが漂ってきます。
今朝の天気予報では、今日から随分と寒さが
緩んで、春へと季節がすすむとのこと。でも、
今朝も、夜明け直後は冷え込みました。