2006年07月17日

教育環境

 湿気の多い梅雨空が続いています。除湿機とエアコンのドライ機能が
活躍していますが、何となく臭いがこもったような感じがして、消臭剤を
新しく買い替えました。

0706_1.jpg

 「教育環境」という言葉はいろいろな意味で使われる言葉であり、似た
ような言葉の「環境教育」となると、また違った意味の言葉になってしま
います。

 教育現場の照明環境、これは保健衛生面での規定があり、音響環境は、
どちらかと言えば教室外からの防音(遮音)であり、大教室では教室内の
マイクの音響効果を指し示す場合が多いように感じます。

 ただ、教育環境が良いという場合に、照明環境の観点では教室の照度が
十分に確保されているということであり、勉強がしやすい照度であるとか、
間接照明が工夫されていたり色温度が最適というようなことではないよう
です。同じように音響環境の観点では、教室外からの騒音がシャッタアウト
されて、教師の声がしっかり教室内に届くということであり、勉強したく
なるような環境音楽(BGM)や環境効果音がさりげなく聞こえたり、
耳障りの良い残響効果があるということではないです。

 以前、実習室に香りが漂う消臭剤を置いたことがありました。生徒は
怪訝な様子でした。香りの演出ということが、まだまだ一般的では
ないような気がします。

 一般の家庭では、照明器具を新しく選ぶ時に光の演出が出来るものが
多くなっています。小さなCDプレーヤやミニコンポも多くなって
BGMでさりげなく音楽を流すことも出来ますし、消臭剤で香りの演出を
することも珍しくないことだと思います。住まいに関する住環境に関しては
気を配るようになってきていますが、教育現場では、なかなか…

 教室における勉強がしたくなるような照明環境、音響環境、香り環境の
研究って、そんなに多くないようです。でも、いろいろ工夫されている
教員の方々も多いことと思います。
posted by student at 18:47| 日記